Pro Tools専用PCについて考えてみる・・・・・。

私自身は筋金入りの自作派Windowsユーザーなのですが、レコーディングスタジオのコンピューターは99%Macだし、ミュージシャン・アレンジャー・プロデューサーもMacファンが多いですよね。日本のシェア率は世界的にみて高い方ですが、それでも約10%で約90%はWindowsです。 では何故クリエイティブ業界はMacユーザーが多いのでしょうか・・・・?

Windowsのパーツを作っている会社は多数存在し、その組み合わせは天文学的な数になってしまいます。特にクリエイティブ業界で使われているような専門的なソフトを開発するメーカーは、全ての組み合わせで作動確認するのは現実的に不可能ですから、どのパーツの組み合わせで検証を行うのか頭を悩ませる事になります。MacはハードとOSがパッケージになっているので検証もサポートも 容易というメリットがあり、一昔前まではMacでしか作動しないソフトが多数存在したのは、この様な理由も要因の一つになっていると思います。当時は必然的にMacを使うしか方法はなかったんですよね。

しか〜し、Mac Proの価格には納得いきません!
Apple Storeで下記の様なチョイスをした場合の価格は・・・・・・・・・。

・CPU : 3.06GHz 6コアIntel Xeonプロセッサ2基(Intel Xeon X5675)
・メモリー :  64GB
・SSD : 512GB
・HDD : 2TB
・グラフィックカード : ATI Radeon HD5870 1GB
・光ドライブ : 18倍速SuperDrive
・Magic Mouse
・Apple Keyboard (テンキー付き - JIS) + 製品マニュアル
・ディスプレイは無し
なんと\828,801になりま す。

う〜ん、やっぱり高いですね〜。
それでは、これと同じようなスペックのPCを自作した場合どうなるのでしょう?
という事で検証してみました。

・CPU : Intel Xeon X5675 \127,993x2 \255,986
・マザーボード : SUPERMICRO X8DAi ¥41,510
・メモリー : KVR1333D3D4R9S/8G [DDR3 PC3-10600 8GB ECC Registered] 8Gx8
\47,352
・SSD : Crucial m4 CT512M4SSD2
\31,970
・HDD : 東芝DT01ACA200 [2TB SATA600 7200]
\7,980
・グラフィックカード : ASUS EAH5870/2DIS/1GD5/V2 (PCIExp 1GB)
\26,568
光ドライブ : パイオニア BDC-207DBK バルク ¥4,768
・電源 : オウルテック Xseries XP SS-1000XP ¥26,499
・ケース : クーラーマスター HAF XM RC-922XM-KKN2-JP ¥14,410
2013年1月11日現在(価格.com調べ)

合計 \457,043

OS・キーボード・マウスの価格は入っていませんが¥371,759も安く作れちゃいます!
皆さんはこの価格差をどう受け止めますか(^_^;)

いずれにせよ、こんなコンピューターは個人で購入するには高価過ぎますよね・・・・。
Intelのハイエンド「Xeon」CPUがコンシューマ向けのCPUと、どれ程の体感的に違いがあるのかは不明ですが、価格の差ほど違いは無いと思われます。

2005年MacはIBM・モトローラと提携して開発していたCPUを廃止し、Windowsと同じインテルx86系CPUに移行する事を発表。これでハード的にはMacもWindowsもたいした違いはなくなったわけで、むしろx86系の歴史はWindowsの方が断然長いわけですからノウハウの面でも有利な点は多いはずです。

ではWindows自作機のメリットについて考えてみましょう。
パーツメーカーは、短期的なサイクルで魅力的な新製品を次々と発表してきますよね。メーカー製コンピューターは、毎回それに対応する事は困難ですし(因みにMacProに搭載されている Xeon X5675は2年ほど前に発売されたもの)、ユーザー側も半年や1年毎に買い換えるのは大変です。しかし自作機の場合は、一度作ってしまえば各パーツのみの交換で常に最新の状態を維持する事ができるのができるのです。これは最大のメリットではないでしょうか。マイナーチェンジのCPUが発表されたら、CPUのみを交換。大幅に変更されたCPUが発表されピン配(ソケット)が変わってしまったら、CPUとマザーボードのみを交換。といった具合にピンポイントでの交換が可能です。ケース・電源・メモリー・ビデオカード・SSD・HDD・キーボード・マウス・液晶モニターは、そのまま使い回せばいいので無駄なく安価にアップグレードできるのです。

いよいよ本題です。Pro Tools専用PCについて考えてみましょう。
・CPU
まずCPUの2大メーカー「Intel」と「AMD」からの選択となります。勿論どちらでも問題ないので性能と価格を照らし合わせて好みで選択して下さい。因みに私は「AMD Phenom II X6 1055T(6コア)」を使ってます。私の実体験ですが2コアから6コアのCPUに乗り換えた時の処理スピードの向上は感動的でした。よってコア数は多い方がやはり良いようです。
・マザーボード
CPUを何にするかで変わってきます。必ず対応CPUを確認して下さい。「チップセット」は処理速度が高速な最新のものを選択しましょう。最近はPCIスロットがついてないものもあるので必要な場合は、拡張スロットも確認した方がいいですね。
・電源ユニット
電源も大事ですね。容量は余裕のあるもので「
80PLUS認証」 のゴールドランク以上の安定・信頼性のあるものを選びましょう。
・メモリー
最近は安くなりました。ノーブランドDDR3だと4GBで2000円くらいですので16GB以上は欲しいですね。
32bit版のOSは物理メモリーを実質的に3GB程度しか使う事ができませんので64bit版にしましょう。
・ケース
CPUをフルパワーで使う事も多々あると思いますので、ケース内に熱がこもりが熱暴走なんて事にもなりかねません。状況が許すようでしたらミドルタワークラス以上のものがエアフローの面で有利です。熱対策とても重要です。
・グラフィックカード
これはそれほど重要ではないので標準的なものでいいと思います。
・SSD
HDDの様に円盤に記録されているデータを拾い集めるような事はないので、システム(OS&アプリケーション)用に使用すると起動が高速になります。SSDは書き込み回数の上限や制限があると言われてますが、面白い実験をされている方がいらっしゃいます。
「SSD耐久テスト」http://botchyworld.iinaa.net/ssd.htm
このサイトを見る限り、HDDより寿命が長くしかも安全なような気がします。HDDは寿命がくると書き込む事も読み出す事もできなくなってしまいますが、SSDの場合寿命がくるとリードオンリー状態になりデータは保護されるようです。RAMがROM状態になるって事ですかね?これだったらオーディオデータ用としても安心して使えそうですね。
・HDD
SSDを作業用として使うのであれば、データ保存用ですね。個人的には日立や東芝の日本メーカーが安心かな。

具体的にパーツをチョイスしてみましょう。

AMD CPUベースのマシーン
・CPU : FX-8350 BOX 
8コア(ソケットAM3+) 17480円
・マザーボード : ASUS M5A99FX PRO R2.0 14078円
・メモリー : サムスン PC3-12800 4GB 2200円x4 8800円
・グラフィックカード : SAPPHIRE HD6450 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-D/VGA [PCIExp 1GB] 2980円
・SSD : Intel 330 Series SSDSC2CT120A3K5 120GB 10470円
・HDD : 東芝 DT01ACA300 [3TB SATA600 7200] 11980円
・光ドライブ : パイオニア BDC-207DBK バルク 4960円
・電源ユニット : Corsair CMPSU-850AX 17080円
・ケース : Corsair Obsidian 550D CC-9011015-WW 12800円
・OS : Microsoft Windows7 Professional 64bit SP1 DSP版 13980円
※2013年1月17日( ドスパラ調べ)
合計¥114,608-

Intel CPUベースのマシーン
・CPU : i7 3770k BOX
4コア(ソケットLGA1155) 29780円
・マザーボード : ASUS P8Z77-V PRO 17745円
・メモリー : サムスン PC3-12800 4GB 2200円x4 8800円
・グラフィックカード : SAPPHIRE HD6450 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-D/VGA [PCIExp 1GB] 2980円
・SSD : Intel 330 Series SSDSC2CT120A3K5 120GB 10470円
・HDD : 東芝 DT01ACA300 [3TB SATA600 7200] 11980円
・光ドライブ : パイオニア BDC-207DBK バルク 4960円
・電源ユニット : Corsair CMPSU-850AX 17080円
・ケース : Corsair Obsidian 550D CC-9011015-WW 12800円
・OS : Microsoft Windows7 Professional 64bit SP1 DSP版 13980円
※2013年1月17日( ドスパラ調べ)
合計¥130,575-
こんな感じのマシーンはどうでしょうかねー。なかなか高速で使えると思うのですが・・・・。
※自作される場合は自己責任でお願いしますね。

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